パックラフトでソロの四万十川

+キックボードで、源流から河口まで辿った2023年秋の記録。

四万十川上流の原風景をコミュニティバスで移動

さて、ここからはまたある意味でのチャレンジングな行動となる、コミュニティバスでの移動となります。旅の準備の所でも少し書きましたが、このコミュニティバスというものは、以前民営の路線バスが走っていた区間が廃止となってしまい、自治体が代替策とし…

源流アタックセクション、最初のハイライト。

時刻は11時半過ぎ。ここまではバッチリ乗換案内で調べたとおりの定刻。 さて、改めて深呼吸をして、源流アタックの開始です。ある意味、今回の行程中で一番の山場かもしれない区間。「そんな大げさな」と言われるかもしれませんが、この長さ、この高低差、…

最初の洗礼は公共交通機関のタイムチャレンジ

[2023年10月18日(月)] 1日目の日程:埼玉の自宅 - 四万十川源流 - 天満宮前キャンプ場 月曜日の朝、平日の朝。当然大半のまっとうな社会人の皆様はお勤めのある日ですが、わたくしは優雅に個人旅行へと出発です。しかも三泊四日のソロ旅行。なんて贅沢な響き…

やはり出発前からトラップを仕掛けてくる四万十川

さて、前回の釧路川の時には、出発直前になって中流域がカヌー航行禁止と分かった上、改めて調べてみると釧路川的なシーズンは10月の体育の日あたりで終わるようで、オフシーズン中はキャンプ場もやってなければバスも運休、という、えらい処遇に会いました…

四万十川の参考文献

さて、まんま前回の釧路川の時のフォーマットを踏襲しているので、同様に参考文献も紹介させていただきます。最初は、野田知佑さんのおなじみ「日本の川を旅する」...は前回も紹介したので省略し、代わりにこちらのサイトをご紹介させていただきます。 オラ…

道具の紹介:その他パックラフトとか

拙著「パックラフトでソロの釧路川」とほぼほぼ一緒なので、パックラフト関係そのものの説明は省略させていただきたいところですが、ひとつだけ。 バイバイン?? そんなわけはなく、もう一つ追加で購入してしまいました。理由は、とある遠征先で付属のポン…

道具の紹介:キックボード

おいおい、「パックラフトで」ってい言っているのにいきなり紹介するのはキックボードかよ!と言われてしまいそうですが、はい、開き直って言いますと、今回の旅行はどっちかというとキックボードの活躍の場のほうが大きかったです。だって、水がないんです…

なぜ四万十川か。

某有名なNHK Eテレの子供番組の歌に「呼んでもないのに[呼んだ?]って出てくるよ」という名セリフがありますが、まさにソレな、な感じとなる、誰にも期待されていないのに「期待してた?」と思い込み一念発起した「パックラフトでソロの」シリーズ続編になり…

タイトル更新

このエントリーより以前の記事は、「パックラフトでソロの釧路川 / 試される大地に試されまくって撃沈した2018秋の記録」というタイトルで書いていたもので、その後Kindleで同名の電子書籍として出版しました。このエントリーより新しい日付の記事は、「パッ…

試される大地、最後に強烈に牙をむき、撃沈。

[2018年10月19日]12:00 - 21:00 カヌーポート細岡駅 - 空港(帰宅) 上陸した時は、ちょうどタイミングよく台湾系外国人御一行様が出港していくところで、人口密度がぐっと減りました。業者さんもお客を送り出すとすぐにどっかいってしまうので、こちらは気分…

いよいよ細岡にゴール

[2018年10月19日] 9:30 - 12:00 塘路キャンプ場 - カヌーポート細岡駅 さて、いよいよ釧路川最後の船出です。時間は9:30、結構いい時間になってしまいました。とはいえ、今日はゴールまで10km弱しかない、余裕のある日程のはず。先を急がず、まずはここを目…

サルボ展望台はいいところだ。(細岡展望台の存在を知らなければ)

[2018年10月19日] 7:00 - 9:00 塘路キャンプ場 - サルボ展望台ピストン 釧路川下りの最終日の朝です。 どなたかの記録でもありましたが、この日の朝も塘路湖はものすごい霧。視界50m以下といったところでしょうか。なんとなく霧の向こうの明るさから、摩周大…

徒歩移動の塘路キャンプ場ではようやく焚き火ができましたよ

[2018年10月18日] 15:00 - 塘路 この塘路湖からの流れ込みの合流地点は、塘路二股と言われていて、その昔水運が盛んであったころは著名な船着き場の一つだったと、今こうして記事書いている際に改めて調べてみて知りました。現在では主にそばを走る鉄道の線…

釧路湿原はカヌーからは見えないのだ

[2018年10月18日] 12:00 - 15:00 茅沼 - 塘路二俣 ところで、前々から薄々気づいていたことではあるのですが、どうもパックラフトで気ままに下ると、世間の皆様の工程時間より少し長めにかかってしまうようです。本日の工程も、標茶から茅沼くらいまでなら、…

30年たつと、直線になって蛇行に戻る。

[2018年10月18日] 8:00 - 12:00 標茶町開運橋 - 茅沼 さて、川下り以外のことばかり書いていてなんのブログなのか忘れそうになってしまいますが、一応パックラフトで釧路川を下っている話がメインです。ということで3日目、ようやく川下りの話を再開です。 …

標茶では、個人的には旅館泊がおすすめ

[2018年10月17日] 13:00 - 標茶町 電車(というか単車両のディーゼル車)は相変わらずえっちらおっちら、のんびり速度で進行します。さすがに網走から釧路方面に向かうこの時間帯、お客はまばらで、なにがしかの工夫をして平日休みをとったファミリーさんとか…

川湯温泉はポーテージ暇日のオルタナティブとしてアリだった。

[2018年10月17日] 7:00 - 12:00 川湯温泉周遊 さて、駅到着とほぼ同時に入線した釧網本線に乗り、川湯温泉に向かいます。ここは、美留和、川湯温泉と2駅しかないのに、ちょっとした峠越えになるせいか山の中をえっちらおっちら走ってなかなか隣の駅につきま…

迷ったら楽しい方!

[2018年10月16日] 16:00 - 摩周大橋 上陸後、なにはともあれテントに戻って、まずは速攻で昨日と同じくペンションビラオの日帰り温泉へ。和琴半島に泊まれなかったのは残念ですが、雨天の中テントを改めて設置する必要もなく、即風呂へ向かうことができるの…

源流部後半は「それなんて修行?」

[2018年10月16日] 12:00 - 16:00 美留和橋 - 摩周大橋 時間はちょうど12時過ぎ。流速と、本日のゴールの摩周大橋までの残りの距離を考えれば、まあよほどのトラブルでもない限り日没前には到着できる、よい進捗具合です。ただまあ、なんといっても今回の川下…

源流部はたしかに釧路川のハイライトだった

[2018年10月16日] 9:00 - 12:00 釧路川流出 - 美留和橋 さて、長らく「釧路川」というブログ名でありながら2ヶ月以上釧路川に関係のない内容をひたすら書いてきましたが、ようやく釧路川下りの話になります。よく一般論なんかでも旅行が一番楽しいのは出発の…

釧路川が始まる前にむしろウィルダネス

[2018年10月16日] 9:00 - 10:30 和琴半島 - 釧路川流出 これぞパックラフト!とさっそうと船をたたんで歩き出した、と文面だけ見れば、以前の記事で紹介した動画のようなバックパックにトレイル用ストックなど、かっこいいトレッキング外人のおじさんを想像…

和琴半島の「地獄」は必見

[2018年10月16日] 7:30 - 9:00 和琴半島 さて、バスから降りたところは、普段はかなりの観光地しく、広大な駐車場が広がってます。さらに、右奥には最近はやりの「グランピング」という言葉が似合いそうなゴージャスで真新しいキャンプ場というかコテージ群…

ヒューマンドラマなバスで移動

[2018年10月16日] 摩周大橋 - バス営業所 徒歩阿寒バス摩周営業所 - 和琴半島 バス 6:45 - 7:20 和琴半島 - 摩周大橋 船で適当に夕方までに 皆様の期待を裏切り(?)、熊などの夜襲を受けることもなく無事2日めの朝を迎えました。北海道の10月ということで、関…

♪夕日が背中を押してくる~

[2018年10月15日] 15:30 - 18:00 摩周駅 - 摩周大橋 さて、摩周駅に降り立ちました。予想通りというか、想像以上というか、何もないというか、誰もいません。駅で降りた客も2-3人くらいで、すぐにどっかに立ち去ってしまい、残されたのは私のみ。かくいう私…

到着するなり左ジャブと右ストレート

[2018年10月15日] 5:00 - 15:30 埼玉の自宅 - 摩周駅 1日目の日程: 東京(羽田) - 釧路空港 飛行機 7:45 - 9:25 釧路空港-釧路駅 バス 9:50 - 10:30 釧路駅-摩周駅 電車 14:14 - 15:30 ところで、秋の北海道の普遍的かつ最大の懸案といえば、わたくし的個人…

出発前から撃沈しつつ目的地へ出発

ということで、前回早くも計画性のなさを露呈したわけですが、出発前々日のこの時点ではまだ学生時代の友人の話題に影響された私は、 dic.pixiv.net dic.pixiv.netなどと下らないセリフばかり思い浮かんでおり、現実を直視していませんでした。 月 和琴キャ…

「試される大地」出発前から牙をむく

さて、ようやく旅の記録の本題に入っていきたいと思います。冒頭に紹介した通り、秋のこの時期に釧路川を下ること自体は、今年の春先に決めていたので、取り急ぎ航空券だけ確保してしまいました。 skyticket.jpたしか、5月頃のスカイチケット経由でのAIR DO…

釧路川の参考文献

そうそう、最初に今回の旅行にあたって、参考にさせていただいた各種サイト、および文献を紹介しておきます。 日本の川を旅する―カヌー単独行 (新潮文庫) 作者: 野田知佑 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1985/07 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 3回 …

道具の紹介:その他キャンプ関係とかもろもろ

道具ネタつまんねーという弾幕が流れてきそうですので、そろそろこの記事で完結させたいと思います。 Ticwatch E スマートウォッチ 最快適 Smartwatch 1.4インチOLEDスクリーン Android Wear 2.0 Googleアシスタント搭? iPhone/Android対応 E ブラック 出版…

道具の紹介:その他パックラフト関係

あまり道具のウンチクばかりたていると、肝心の川下り部分の記憶がどんどん劣化していきますので、そろそろ速度を上げてなるべく簡潔に済ませてまいりたいと思います。本日の紹介は、パックラフトにまつわるエトセトラなグッズです。 まずはこれ、パックラフ…