パックラフトでソロの四万十川

+キックボードで、源流から河口まで辿った2023年秋の記録。

出発前から撃沈しつつ目的地へ出発

ということで、前回早くも計画性のなさを露呈したわけですが、出発前々日のこの時点ではまだ学生時代の友人の話題に影響された私は、

dic.pixiv.net

dic.pixiv.netなどと下らないセリフばかり思い浮かんでおり、現実を直視していませんでした。

 月 和琴キャンプ場泊
 火 和琴キャンプ場:屈斜路湖→摩周大橋
 水 摩周大橋→開運橋 → 予定なし
 木 開運橋→塘路湖
 金 塘路湖→細岡

まあ、要は真ん中の日が休養日になっただけでしょう。実際に先にご紹介した、昨年下ったかたなどは開き直って摩周大橋-開運橋を下る予定だった日を摩周湖観光に切り替えたりしていたようです。そう考えると、急速に「全国で唯一上流から河口までダムのない川を幕営のみで旅する」などとテンション張っていたのがアホらしくなってきて、次の瞬間には即、開運橋の近くの標茶町で旅館探しに走ってました。

yuru-to.net調べてみたら、なんか標茶町の温泉も、ポンプくみ上げではあるものの、知る人ぞ知る黒く濃ゆい湯ということで有名らしいのですよ。

 キタコレ!

ということで早速上記リストのうち、標茶駅から徒歩圏の2件に電話してみたのですが、どうしたことか両旅館とも回答は、

「満室」。

 平日ですよ。10月の。しかも特別観光名所もない標茶町。頭上にハテナマークが3つも4つも点滅したのですが、とりあえず悩んでいる間もないので、温泉でないふつーの旅館を探して、無事予約完了しました。まあ、40代中ごろのオッサンですしね。あまり無理せず旅館どまりを挟んで体調回復させましょう。

 ということでなんとか一回目の「試される大地」の牙を耐えたわたくしでしたが、この経験を踏まえてなんだかいろんなことが急速に不安になってきて、念のため飛行機とかバスとか鉄道とかいろんなものの最新情報を確認してみました。そして気づいたのです。

lip-hokkaido.comこれ、どこのサイトみてもだいたい10月中は営業、って書いてあるけど、本当にやってるのか...!? ということで電話してみました。

「え、キャンプ場ですか? 年内は10月8日で営業終了しましたよ? この辺ではこのキャンプ場が一番最後まで営業してたんですけどね? もちろん今は閉鎖してますし、そこいらへんでキャンプされても困りますよ? 国立公園内ですからね?」

 このあたりからようやく、私が立ち向かっているのは、釧路川大自然などではなく、「オフシーズン」という釧路川一帯オールスターズプレゼンツな熱烈歓迎っぷりにある、ということに気づいてきたのです。...ていうかなんだよ10月8日で営業終了って!! だいたい近隣のキャンプ場なんて9月中に終了しているし! いくら北海道だって10月頭に雪降らねーだろ、もっとキャンプ行けよ、北海道のみんな!! 紅葉見ようぜ、鮭とろうぜ!! (禁漁です)と突発的に逆切れしまくりのわたくしでしたが、そんなわたくしがどう切れようと、

 月 和琴キャンプ場泊 → 予定なし
 火 和琴キャンプ場:屈斜路湖→摩周大橋 → 予定なし
 水 摩周大橋→開運橋 → 予定なし→ 標茶の旅館で一泊
 木 開運橋→塘路湖
 金 塘路湖→細岡

  前半の日程が丸つぶれ、という事実は動きません。しかもこのあたりの事実確認が終わったのは出発の前日。とりあえず、併せて確認した塘路湖のキャンプ場は10月末までやっていることは確認できましたので、後半はなんとかなりそう、ということは確定。

 まあ、落ち着いて考えてみれば、もともと和琴キャンプ場まで1日で行くことに無理があったので、2日目に宿泊予定だった摩周大橋のたもとに初日から泊まるのが一番無理がない、ということに気づき、あとは詳細行きながら考えよう、ということで、相変わらず無計画に懲りないまま自宅の最寄り駅から始発で羽田に向かい、一路釧路へ!!

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 そして現地では、そんな改心しないわたくしを「試される大地が」より鋭い第二第三の牙で歓迎してくれることになるのです。